北見のそば店「そば切り更來(さらい)」(北見市端野町)が12月5日、リニューアルオープンした。
同店は2013(平成25)年10月に開業し、美幌産のそば粉「キタワセ」と北海道産の小麦をつなぎに使った二八そばや、「キタワセ」の十割田舎そばが人気の同店。2017(平成29)年には「ミシュランガイド北海道2017特別版」に掲載された。10周年を迎えたのを機に、11月からリニューアルに向け着工していた。
これまでカウンターは5人が座れたが、1~2人で来る客が増えたため、小上がりのスペースを撤去して外が見えるカウンターを増やし9人まで座れるようにした。4人がけのテーブル席を広くし、5人がけと6人がけテーブルを1卓ずつ設けた。
キッチンスペースも拡張し、アレルギー対策として、そば打ち部屋とラーメンの麺を打つ部屋を別に用意した。そば打ちを担当する黒森雄一さんは「そば打ち台など最も作業しやすい高さや大きさ、設備の配置にこだわり、収納もデッドスペースを最大限に生かして効率の良い作業場ができた」と話す。
リニューアルを機に「めん類製造業許可」を取得し、持ち帰り用の「お土産拉麺(スープ付き)」(720円)も始める。
店主の内山美穂さんは「自分が食べたいそば、行きたい雰囲気の店づくりを目指して10年。お待たせしない努力を加えての11年目でキッチン拡張とスタッフ増員。新たにそばつゆで食べるラーメンを提供するため、めん類製造業も取得。さらにお客さまの笑顔を見られるように精進する」と意気込む。
営業時間は11時~14時30分。月曜と第2・4火曜定休。