北見工業大学(北見市公園町)で6月22日・23日、北見工大大学祭「KIT Fes 61」が開かれる。
通算61回目の開催となる同祭。昨年は日本赤十字北海道看護大学との同日開催で交流企画を行ったが、今年は例年通り、同大単独で開催する。
ステージ企画の目玉イベントは「情報処理研究会」が演出する「ボカロライブ(KimIToMIKU)」。ボーカロイド「初音ミク」の映像をアクリル板に投影することで「本当にその場で踊っているようなライブが楽しめる」という。
模擬店の出店数は昨年の19団体から27団体に増えた。帯広畜産大学大学祭実行委員会との共同模擬店で十勝・オホーツク管内の食材を使ったメニューを用意するほか、同大留学生が国際色豊かな料理などを提供する。
研究室を見学できる「研究室公開」では15の研究室が研究内容を紹介。「地球環境工学科」が行う「メタンハイドレートを触ってみよう、燃やしてみよう!」など、同大の研究分野に関する実演や体験が楽しめる。
学生主導の団体が行う体験イベントや展示では「航空部」による行う航空シミュレーションや、軟式野球部による野球ゲームの大会、青年海外協力隊の展示などを行う。「研究室紹介・サークル展示を幅広く参加してもらえたら」と、校内企画と連動したスタンプラリーも用意。参加賞のほか、全ての展示を踏破した人には先着で記念品を進呈する。
「学園祭の名物になれば」と、今年も初日の夜に花火大会を行う。同大敷地内にある野球場から70発の花火を打ち上げる予定。
実行委員長の奈良原誠也さんは「今年は実行委員会のメンバーが40人以上の大所帯になったので、テーマを『発展』に決めた。これまで以上に盛り上がる学園祭にしたい」話す。「市民の皆さまの興味を引く企画をして、この時期になると『北見工大の大学祭の時期だな』と思ってもらえたら」とも。
「今年からTikTokも活用して大学祭を多くの方に知ってもらえるよう活動している」と話すのは広報部の橋本晴輝さん。「北海道にある北見工大が面白い催しをしているということをオホーツク管内だけでなく全国の方に知ってもらえたら」と意気込む。
開催時間は10時~17時。23日はオープンキャンパスと同時開催する(9時30分~16時)。駐車場が限られるため公共交通機関での来場を呼びかける。