食べる

北見のパン店「あんこちゃん」が移転リニューアル 「大福パンシリーズ」など

店主の和田裕也さんと厨房を担当する母・さおりさん。店名の「あんこちゃん」はさおりさんの学生時代のあだ名が由来だという

店主の和田裕也さんと厨房を担当する母・さおりさん。店名の「あんこちゃん」はさおりさんの学生時代のあだ名が由来だという

  • 8

  •  

 ベーカリーショップ「あんこちゃん」(北見市並木町)が移転オープンして、3月11日で1カ月がたった。

[広告]

 2019年8月5日、山下通にオープンした同店。来店客から「場所的に、用事がないとなかなか買いに行けない」という声を受け、往来の多い国道39号沿いへの移転を決めた。

 新店舗の店舗面積は約56平方メートルで、店内には40~50種類のパンをそろえる。看板商品は、生地に具材を練り込んで焼き上げる「キューブシリーズ」。オープン当初から種類を増やし、現在は季節限定を含む37種類の中から週替わりで12種類ほどを店頭に用意する。「焼いても、そのままでもおいしく食べられる」のが特徴で、人気商品は「リンゴとクリーム」「塩キャラメル」「あんことバター」だという。価格は、ノーマル=324円、他=405円。

 移転後の新商品は「大福パンシリーズ」。元々カスタードクリームを使って作っていた「大福パン」に「あんバージョンが欲しい」という要望が多くあり、シリーズ化。定番の「カスタードホイップ」の他、こしあんと甘さを抑えたホイップクリーム、フルーツを使った「いちご」や「ぶんたん」などの「映えるパン」8種類を販売する。価格は378円。

 「大福パンシリーズのパン生地はブレンドする粉の種類が一番多い」と話すのは店主の和田裕也さん。「大福の食感を再現するために4~5種類の北海道産小麦粉・米粉をブレンドしているのがこだわり」と話す。

 客の要望を取り入れた商品作りに力を入れているという同店。和田さんは「サンドイッチと焼きそば、唐揚げをセットにした『ランチパック』(432円)や、めんたいことチーズを合わせてピザパン風にした『明太チーズパン』(226円)などはお客さまのリクエストで商品化した」と話す。「社内の意見だけで商品作りをしていると、だんだん考えが固まってくる。お客さまが食べたいと思う商品を提供したいので、気軽に感想や要望を教えていただけたら」とも。

 「移転して、以前からのお客さまが離れてしまうことを心配していたが、新店舗にも来店いただけてうれしかった」と和田さん。「店の広さは以前より狭くなったが、新規のお客さまも増えて来店客数は2倍近くになった。今後は子ども向けの商品を増やしたり、これまで以上にお客さまの要望を取り入れた商品作りをしたりしていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。日曜・祝日定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース