
「防災運動会~みんなで守ろう地域の安全~」が4月13日、日本赤十字北海道看護大学(北見市曙町)で開かれる。主催は北見青年会議所地域共働委員会。
「北見は比較的、大きな災害が起こっていない地域なので、市民の皆さんが防災について考えるきっかけになれば」と企画した同イベント。地域住民向けに開催するのは今回が初。
第1部は「地域の災害を知ろう!」と題して、社会福祉協議会、日本赤十字北海道看護大学、北見市が、防災・減災につながる取り組みや災害ボランティアの運営・実際の活動について、講話を行う。
第2部では場所を体育館に移し、「防災運動会」の催しとして「防災クイズ」「防災障害物リレー」「防災グッズ競争」の3つの競技を行う。防災障害物リレーでは災害時に役立つ新聞スリッパを作って足つぼマットの上を歩くほか、毛布担架で重い物を運ぶ体験などを通して災害現場で使える知識を学ぶ。運動会の後は、水や湯を加えるだけで食べられる非常食「アルファ米」の試食会も行う。
地域共働委員会の佐々木勇太さんは「無料なので、気軽に参加して防災意識を高めてもらえたら」と話す。「この活動が市のイベントとして根付いて、発展していけばうれしい」とも。
優勝チームには記念品を贈るほか、参加者全員に災害時に使える「非常用トイレ」を配布する。
開催時間は9時30分~13時。入場無料。定員は50人。事前予約制。予約は専用フォームで受け付ける(参加は18歳以上)。