北見のカーリングチーム「KiT CURLING CLUB(以下、KiT)」が7月22日、ファン感謝祭を「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」(北見市柏陽町)で開催した。
同チームは2018(平成30)年、北見で活動する社会人・学生で結成された男子カーリングチーム。チーム名の「KiT」には、活動拠点の北見(Kitami)と「きっと(KiT)五輪で金メダルを取る」という五輪に対する強い気持ちを込める。2月に行われた「第40回日本カーリング選手権大会」では「北見協会」で出場し準優勝した。来年行われる同大会の出場権を獲得している。
「コロナ禍でも普段から応援いただいているサポーターへ感謝を伝える機会になれば」と選手自らが企画した同イベント。当日は27人が参加。カーリングの動作やオホーツク地方にちなんだ動きを取り入れた「きーたん体操」や3チームに分かれてスイープの仕方やストーンの投げ方など基本的なカーリングの動きを教わり、休憩の「モグモグタイム」では「赤いサイロ」やKiTが監修しているコーヒー豆「KiT CURLING CLUB COFFEE」でいれたコーヒーを飲みながら楽しんだ。後半は6チームに分かれ、カーリングのシートを半分だけ使った「ミニカーリング」で試合を行い、最後は参加者からKiTへの質問コーナーや選手のユニホームが当たる抽選会で盛り上がった。
参加した小学4年の西村雪希子さんは「すごく楽しかった。(カーリングは)転んだりして、思っていたよりも難しかった」と話す。
イベントを終え、KiTの選手は「これを機に子どもたちが始めてくれて、カーリング界が発展するきっかけになれば」(三浦善也選手)、「皆さまに支えられていることを実感した。オリンピックを目指したい」(相田晃輔選手)、「ずっと開催できなくて残念な気持ちだったので、皆さまが集まってくれて良かった。日本選手権優勝をプレゼントできたら」(臼井槙吾選手)、「初めてファン感謝祭を開催できて良かった。いろいろな人に応援されていると改めて感じた。皆さまのパワーをもらいながら日本選手権優勝します」(平田洸介選手)と、それぞれ話す。
キャプテンの目黒良太さんは「協賛各社の支援もあり思い切って開催できた。手作り感満載のイベントだったが参加者から喜びの声が聞けて良かった」と話し、「来季も良い報告ができるようにと身が引き締まる思いと同時に8月に始まる北海道ツアー大会で好スタートが切れるような元気をもらえた一日だった」とも。