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北見に立ち飲み店「北菜」 15時開店、道産酒と日替わり総菜提供

店舗外観

店舗外観

 立ち飲み店「北菜(ほくさい)」(北見市北3条西3)が8月7日、北見市内の銀座通りにオープンした。

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 以前はコーヒー店だった建物をリノベーションした同店。店舗面積は約20坪で、収容人数は20人ほど。基本は立ち飲みスタイルだが、立ったままでの利用が難しい人にも過ごしてもらえるよう、椅子席3席も設ける。

 店内には、店主の佐原麻里さんが趣味で集めた昭和初期の家具や骨董(こっとう)品などを配置。「昔からあるような懐かしさを感じる、落ち着いた空間」に仕上げている。コーヒー店時代から残っていたカウンターや棚、冷蔵庫などの使えるものを、そのまま生かしているのも特徴。

 佐原さんは横浜生まれ横浜育ち。30歳のときに縁あって北見へ移り住み、同市の暮らしやすさに引かれ、そのまま定住を決めたという。

 これまで飲食店での接客・調理や店舗運営に携わってきたほか、12年ほど営業職を経験した佐原さん。さまざまな仕事に携わる中で、「自分の手の届く範囲で、細く長く営める小さな店を持てたら」と、調理師免許に加え、将来的なEC販売を見据えて「酒類販売管理者」の資格を取得。開業前の1年間はブランクを埋めるために市内の居酒屋の焼き場で調理の勘を取り戻すなど、少しずつ準備を重ねてオープンを迎えた。

 提供するアルコールは、北海道の日本酒を中心に、道東のクラフトビールや道産クラフトジン、ウイスキーなどをそろえる。日本酒は、日常的に親しまれている銘柄から、他店ではあまり見かけない珍しい地酒まで、月替わりで約40種類をラインアップ。少量(60ミリリットル)からの飲み比べもできる。

 店の定番酒として、北見酒販組合(常盤町4)が販売する「白杜の雫(はくとのしずく)」と、高野商店(留辺蘂町東町)から仕入れる「馬喰一代(ばくろいちだい)」を常に用意。市外から訪れる観光客や出張客に向けて「北見ならでは」の酒を外さず楽しんでもらえるようセレクトした。

 フードメニューは100円~500円の価格帯でそろえ、一人でも注文しやすいサイズ感の手作り総菜を並べる。日本酒に合わせやすい定番「マグロの切り落とし」(400円)や、口コミで人気を集めているという「豆たっぷり卯の花サラダ」(300円)、「塩辛」(100円)などを日替わりで提供。オープン当初に好評を得たものの、現在は一部調味料の欠品により提供を休止している低温調理の「豚ヒレのハム」(400円)も、準備が整い次第、メニューに復活させるという。

 15時開店の理由について、「しっかり食事をするほどではないけれど、買い物の途中や仕事帰り、バスやJRを待つ間の短い時間に、一杯だけでも立ち寄れる場所をつくりたかった」と佐原さん。「チャージ料を設けず注文した分だけを支払う明朗会計なので、気兼ねなくのぞいてもらえたらうれしい」と話す。

 週末には「日本酒・焼酎ナビゲーター」を取得しているスタッフもホールに立つ。佐原さんは「どなたでも肩肘張らずに過ごせる憩いの場になれれば。今後は地元の特産品を使ったメニューなども増やし、準備を進めている通販サイトを通じて日本酒を紹介・購入できる仕組みを作り、造り手を招いた試飲イベントも開いていきたい」と話す。

 「オープン早々、たくさんの方に来店いただけている。10月ごろには人手を増やせる予定なので、受け入れ体制を整えて、皆さまに楽しんでいただける店にしていきたい」と佐原さん。「早い時間から街に明かりをともし、商店街のにぎわいにつなげられたら」とも。

 営業時間は15時~22時。水曜・木曜、第1・第2日曜定休。

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