未利用木材を現金で買い取る「ウッドロスマルシェ」が5月16日、津別町木質バイオマスセンター(津別町字達美)で開催される。今期から枝材の買い取りも行う。
同企画は、町民や近隣市町村から持ち込まれた木材を燃料などに再利用するもので、地域資源の有効活用と再生可能エネルギー普及を目的としている。「愛林のまち」を掲げる同町独自の取り組みで、森林整備で発生する枝木や根元部分などの「林地未利用材」を資源化するのが特徴。
これまでは、木材だけでなく、主に山林に放置されてきた「林地残材(りんちざんざい)」と呼ばれる端材を中心に買い取り、チップ化してきた。買い取り価格は樹種や規格により異なり、カラマツで1トン当たり最大7,400円、その他樹種で5,900円程度が目安。追い上げ材(3,000円/トン~)や末木(900円/トン~)など、樹種や木材の形状で買い取り価格を設定してきた。
取り組み当初は「枝材」も受け入れていたが、加工上の理由でいったん受け入れを停止していたが、加工施設の改善などで今年から枝材の受け入れを再開。1トン当たり700円程度での買い取りを予定している。
買い取り実績は2024年度に約219トンを集荷するなど、認知度は年々増加傾向にあると見られるが、枝材の受け入れで取り組みに対する認知も向上すると見られている。
今後は、燃料用だけでなくキャンプ場のまきなどにも加工し、町外の企業にもチップの販売を行っていくほか、家畜飼料などにも加工していく見込みだという。未利用材の回収により山林の整理が進み、害獣被害や森林劣化の抑制に寄与すると見られる環境面での影響も期待される。
担当の津別町再エネ推進係・柏葉啓吾さんは「森林をきれいに保つことで、美しい森づくりと生態系保全につながる。捨てられていた木材が燃料や収入に変わり、地域の中で資源とお金が循環する仕組み。参加を通じて環境への理解も深めてほしい」と呼びかける。
開催時間は9時~12時。今期は5月から11月まで月1回程度のペースで実施する。