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創作人形作家・皆川優子さんが北見で個展 学び得て新作10体披露へ

展示予定の創作人形(写真提供=皆川優子さん)

展示予定の創作人形(写真提供=皆川優子さん)

 創作人形作家・皆川優子さんの個展「Minagawa Dolls 人形展 vol.6 Hidden Ms」が9月30日から、NHK北見放送局(北見市北斗町2)内の「NHKぎゃらりー ほっとすぺーす」で開かれる。

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 釧路市生まれ、北見市育ちの皆川さん。絵画を通じた創作活動の中で人形制作したことをきっかけに人形の奥深さを知り、2000(平成12)年に独学で創作人形の制作を開始した。「第11回家庭画報大賞」佳作受賞、「ドールアート展2008 in うつくしま」大賞受賞、2012(平成24)年に国際モスクワ展「ART OF THE DOLLS」へ出品するなど、国内外で広く活動している。

 個展開催は2年ぶり6回目。会場には、大幅なリメーク作品2体を含む計10体の新作を展示する。継続した表現を見せる球体関節人形に加え、一瞬の表情やポーズを切り取った「固定ポーズ人形」も見どころだという。

 今回のテーマ「Hidden Ms(ヒドゥン・エムズ)」には、Meaning(ミーニング)、Memory(メモリー)、Mental(メンタル)の3つの意味を込めた。皆川さん自身の過去の思い出や感情、作品に込めた思いだけでなく、人形一体一体のバックボーンにもそれぞれの「M」を含ませているという。皆川さんは「過去の思い出や感情、作品の背景にある隠された意味を感じ取ってもらえたら」と話す。

 昨年から今年にかけ、東京や横浜、福島で開かれた展覧会に参加した皆川さん。ベテラン作家から学んだディスプレーや演出方法を今回の会場づくりに生かしたほか、関節部分に楕円(だえん)を取り入れるなど、新たな技術を作品制作に取り入れた。「人形は昔から人に寄り添う身近な存在であり、身代わりでもあり、美術品でもある。その曖昧さこそが魅力であり、制作を重ねる中で自分の中の『人形とは何か』が更新されている」と話す。

 前回の個展以降、ワークショップなどで子どもと接する中で、その豊かな感性に気づかされたという皆川さん。「子どもは大人が思っている以上に感性が豊かで自由。今回の人形展には、幼児や小学生など、若い世代にもぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかける。「観覧する方が作品に新しい意味を与えてくれることが興味深い。個展を通じて、たくさんの方が人形美術に興味を持つきっかけになれば」と話す。

 開催時間は10時~17時(最終日は14時まで)。入場無料。10月5日まで。

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