美幌町を拠点に活動するハンドメード作家「はるまい」さんが9月、作家活動を始めて10周年を迎える。手描きのイラストを使ったにこちゃんプラバン作品を中心に制作し、道内外のイベントやSNSで作品を発表してきた。インスタグラムのフォロワーは約1万5000人に上り、地元ではマルシェ「AmiMarch(アミマーチ)」の運営にも携わっている。
作家名の「はるまい」は、息子の名前「はるま」と自身の名前「まい」を組み合わせて付けたもの。もともと工作や物作りが好きで、ミシンを使った小物などを制作していたという。インスタグラムでハンドメード作品を見ていた際、プラバン作家の作品に目が留まり、子どもの頃に親しんだプラバンを「自分でもやってみたい」と思ったことが活動のきっかけになった。
作品に使うイラストは自身で描き、プラバンを加工してアクセサリーなどに仕上げる。現在はカラフルなキャラクターを使ったヘアゴムやヘアクリップ、キーホルダー、チャームなどを展開する。当初はハンドメード販売サイト「minne(ミンネ)」で販売し、その後、美幌町で開かれていたマルシェ「ビホロベース」への出店を機に対面販売にも活動の場を広げた。
道外のイベントにも出店し、大阪で開かれた大型イベントへの参加をきっかけにSNSのフォロワーが増えたという。イベント出店情報や新作を発信しており、8月29日~9月6日には北見市などの店舗で開かれる「第22回手作りマルシェ」に参加するなど、10周年を迎える現在も制作と出店を続けている。
10年間の活動について、はるまいさんは、ハンドメード作品が増える中で「自分の作品を思い出してもらうために、新しいものを作っていくことが大変」と振り返る。定番商品を作り続けるだけでなく、新しい絵柄や商品を加えることを意識しながら、自身の作風を築いてきたという。
過去にはシャカシャカキーホルダーのネット販売会で90個限定だった商品が5分で売り切れになったことも。マルシェやイベント出店で「インスタグラム見ています」「イベントに出店してくれないか」と声をかけられる機会も増えてきたという。
一方、仕事や子育てとの両立から、10周年を一つの節目として今後の活動について考えているという。年末をめどに活動を一時休止することも検討しているが、現時点では決定までには至っていない。はるまいさん自身は「仕事との両立が難しくなってきた。子どもにもまだ手がかかるので、少し休んでもいいのかなと思っている」と話す。