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北見の東武に「ワークショップ・カフェ」 スペシャルティコーヒー提供

店長の後藤田剛さん

店長の後藤田剛さん

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 北見のスーパーマーケット「東武イーストモール端野店」(北見市端野町三区)のフードコート内に4月23日、セミセルフサービスのコーヒースタンド「WORK SHOP CAFE(ワークショップ・カフェ)」がオープンした。経営は1st TAG(高栄西町4)。

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 店長は北見市出身の後藤田剛さん。学生時代に両親の銀婚式でイタリアを旅行して海外に興味を持ち、大学卒業後、イタリアのミラノへ渡欧。現地のデザイン事務所やデザイナーのアシスタントとしてデザインを学んだ。その後ベトナムに渡り、日本のアニメキャラクターの著作権を扱う会社で企画販促業務に携わるが2021年、コロナ禍で帰国。海外での経験を生かして地元北見で何かしたいと考えていた時、中学時代の友人であるロジカル(北2条西2)の西野寛明社長に「一緒に北見を盛り上げる新しくて楽しいことをやろう」と声を掛けられ、「海外生活中に趣味で嗜(たしな)んだコーヒーで北見を盛り上げられたら」と同店の出店を決意した。

 「コーヒーをいれる楽しさ」と「スペシャルティコーヒーのおいしさ」の両方を知ってほしいと、同店ではセミセルフサービスでコーヒーを提供する(1杯250円、2杯分から)。注文後、ハンドドリップ・エアロプレス・水出し・サイフォンの4種類から抽出方式を選択して道具を貸し出し、客が自分でお湯を注いで完成させる。

 同店で使う豆は希少なネパール産のスペシャルティコーヒー「ヒマラヤンコーヒー」。「『アジアコーヒーの宝石』ともいわれる豆で、甘い香ばしさとミントの風味とナッツ感、穏やかな酸味と歯切れの良さが特徴」と後藤田さん。コーヒー代の一部はSDGsの取り組みとして、ネパールの女性と子どもたちへの支援活動に充てられている。

 「コーヒーを通じて誰かの初めてを応援できる場所にしたい」と後藤田さん。「どこまでセルフでやるかはお客さま次第。豆をひくところから挑戦したい人にはミルの貸し出しやアドバイスを行い、自分でいれることが難しいと感じる人にはお湯を注ぐところから気軽に挑戦してもらえたら」と話す。「一緒にコーヒーをいれながら気軽に悩みごとの相談やおしゃべりができる場所にできたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は9時~17時。土曜・日曜・祝日のみ営業(ゴールデンウイーク中は4月29日~5月1日、3日~5日、7日~8日営業)。

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