北見のコワーキングスペース「KITAMI BASE」（北見市北2条西2）が8月27日、「夏まつり2022」を開く。

　今年3月、「サテライトオフィス北見」から「KITAMI BASE」に名称が変わった同施設。宿泊施設やシェアオフィスの固定席を拡充することでワークスペースとしての利便性が高まったが、セキュリティー面を強化したことで地域住民からは「雰囲気が分からず気軽に利用しづらい」という声も聞こえてくるようになった。そうした中、「今年はコロナ禍で祭りが少なかったので、当施設で祭りを開くことで地域住民の方に親しみを持ってもらえたら」とイベントを企画した。

　当日は1階のフリースペースを無料開放して「ヨーヨー釣り」「輪投げ」「型抜き」などの縁日コーナーを設けるほか、未就学児童～小学3年生を対象とした簡単な「プログラミング体験」やVRでカーリングを疑似体験できる「VRゲーム」ブースを用意する（VRゲームは事前申し込み制。限定30人）。

　「イベントを通じてたくさんの人に当施設を知ってほしい」と話すのは同施設コンシェルジュの岩田啓佑さん。「コワーキングスペースというと『テレワークをする場所』という印象が強いかもしれないが、当施設は仕事だけでなく資格の勉強やビジネスに関する勉強会など、幅広い用途で利用できる『地域の人たちとつながるイノベーションの場』を目指している」と話す。

　同施設ファシリテーターの西村貴子さんは「親子でイベントに参加して一緒に楽しんでもらえたら」と笑顔を見せる。「当施設は東京のIT開発会社が運営しているので、プログラミングやVR技術など、最先端のIT技術に触れて興味を持つきっかけになれば」とも。

　開催時間は11時～16時。駐車場が無いため、車での来場者は近隣駐車場の利用を勧める。