「北見自然休養村センターキャンプ場」(北見市若松)で10月10日・11日、キャンプイベント「KITAMI CAMP TIME 2026」が開かれる。主催は北見キャンプタイム実行委員会。
実行委員長でホームセンター「坂本ホーマ」(中央三輪6)を運営する「ホームセンター坂本」の坂本勤社長が中心となり始動した同イベント。坂本さんが2022年、アウトドアメーカーの営業マンに「各社のテントを持ち寄って、商品自慢をしながらキャンプをしよう」と声をかけ、少人数で実施したことがきっかけ。
この企画をキャンプ仲間に話したところ「自分も参加したい」との声が相次ぎ、自店の顧客にも参加希望者がいると見込んだことから、規模拡大を考えた坂本さん。相談に訪れた北見市観光協会で「実行委員会を立ち上げてメンバーを集めてはどうか」とアドバイスを受け、2023年に実行委員会を設立。同年、第1回となるイベントを初めて開催した。以降は毎年開催しており、3回目となる昨年は日帰りの来場者約1100人と、約40組の宿泊参加者が集まりにぎわいを見せた。
今年は北見市の「まちづくりパワー補助金」の採択を受け、昨年よりスケールアップした内容で企画する。目玉は、隣接する遊園地「北見ファミリーランド」で初めて実施する夜間ライトアップ営業「ナイトファミリーランド」。投光器やちょうちん用ライトなどを設置し、夜間に一部の遊具を稼働させる。
園内には同イベント専用の「謎解き企画」も用意。乗り物券(3時間=2,000円)を購入すると、景品が当たるプレゼント応募権が得られる。実行委員の一人で同市初の地域活性化起業人・ローヤル企画(東京都千代田区)の田中秀明さんは「若者層に遊園地の楽しさを再発見してもらい、子どもたちには昼とは違うわくわく感を楽しんでほしい」と話す。
キッチンカーの出店は昨年の9店から13店に拡大。「A&F(エイアンドエフ)」などのアウトドアメーカーが新商品を展示し、ワークショップや、アウトドア用品やまきの販売コーナーを展開。同イベントのオリジナルグッズも販売する。
イベントスペースにはフィンランド発祥のスポーツ「モルック」の体験コーナーを用意する。宿泊者を対象にしたモルック大会では、モルックを通して参加者同士の交流を深め、宿泊者限定の夜企画「焚(た)き火トーク」の参加にもつなげる狙い。
焚き火トークでは、仕事や肩書き、年齢に関係なく、火を囲んで自身の経験を語り合うという。坂本さんは「仕事や家事などのルーティーンに追われる日常から離れ、自分自身と向き合う時間をつくってほしい」と話す。「炎を見つめながら、肩書きのない一人の人間として他者と語り合い、多様な人生や考え方に触れることで、社会的なしがらみから心が解放される」とも。
「私自身、高校生の頃に亡き父から『真にやりたいことなら何でも応援する、責任は取るからやりたいことをやれ』とかけられた言葉が、今も心の支えになっている。このイベントが、自分の本当にやりたいことに目を向けるきっかけになれば」と思いを込める。
翌11日の朝には、実行委員会メンバーの歯科医師による「歯磨き講習会」や、プロトレーナーによる「ラジオ体操」など、ユニークな体験プログラムも行う。
今後は多地域への展開も視野に入れ、2027年までに来場者1万人を目指すという。坂本さんは「毎年、約50人のボランティアスタッフが手伝ってくれているおかげで成り立っていることに感謝している。多くの人を北見に呼び込んで盛り上げることで、地域への恩返しや貢献につなげたい」と話す。
開催時間は、10日10時~17時(キャンプコーナーは10日8時~11日11時、ナイトファミリーランドは10日17時~20時)。入場無料。宿泊参加の特設区画サイト(先着50組、1組4人まで、高校生以下は無料)は1人3,000円で、事前申し込みが必要。申し込みは専用サイトで受け付ける。