温泉旅館「塩別つるつる温泉」(北見市留辺蘂町滝の湯)が9月24日、宿泊客や日帰り入浴客を対象とした「たき火体験プラン」の提供を始めた。
同館が新たな体験イベントを考案する中、観光関係者から出た「星空観賞」のアイデアに着目。同館利用客から寄せられた「たき火がしたい」という声も組み合わせ、天候に左右されず楽しめる体験としてプランを形作った。
敷地内にある「成田山塩別不動尊」周辺を会場とし、小川のせせらぎや夜の静寂の中で火を囲む「非日常」の時間を提供する。料金には、たき火台やまき、着火剤、ランタン、椅子のほか、雨天時のタープ、野生動物対策の爆竹などの基本備品一式が含まれる。
同地ならではの満天の星も見どころの一つ。「たき火の傍らで眺める夜空はもちろん、敷地内の少し開けた高台に移動すると、星空の美しさが一段と際立つ」と話すのは、同館の野上洋平支配人。周囲に街明かりがないため、天候やタイミングが良ければ天の川まで肉眼で観賞できるという。
メインターゲットに据えるのは、「長期出張のビジネス客」や「日頃の疲れを癒やしたい人」。野上さんは「仕事や日常生活でストレスを抱える人に、たき火や星空を眺めてリフレッシュしてもらいたいという思いから設定した」と話す。
温泉の入浴料も含まれている同プラン。同館の温泉は、pH9.5の弱アルカリ性で100%源泉掛け流しの天然温泉。「湯に浸かると肌が滑らかになる湯触りが特徴で、加水や循環を行わない新鮮な湯を楽しめる」と野上さん。「露天風呂からは四季折々の景色を望むことができ、これからの時期は紅葉とともに湯あみを楽しめる。たき火を楽しんだ後、冷えた体をゆっくり温めてもらえれば」とも。
野上さんは「生まれ育った留辺蘂や温根湯地域の魅力を多くの人に発信したい。日常から離れ、まきがはぜる音や澄んだ星空、自慢の温泉を通じて心も体も温まる時間を過ごしてもらえたら」と来館を呼びかける。
プランの提供時間は18時~20時(日帰り入浴の受付時間は12時~20時)。利用料金は、宿泊者が宿泊料金プラス1,000円、日帰りが1人3,500円(入浴料込み)。各日先着2組(1組4人まで)限定で予約優先。10月末まで(予定)。