北海道津別町の河本農場の兄弟が立ち上げた新ブランド「TSUBETSU BROTHERS」は9月8日、第1弾商品となるバウムクーヘン「86%BAUM」の発表会を開催した。発表会ではトークセッションも行った。
同ブランドは、農家に就農して10年目となる河本純吾さんが、人口減少や閉塞感の漂う地域の現状に対し「自分たちで責任を持って持続可能な特産品を作りたい」と考え立ち上げた。2018(平成30)年のイベントで出会った商品開発プロデューサーの矢野目翔太さんとタッグを組み、「つべこべ、つべつ。」をキャッチコピーに地域の魅力を発信するプロジェクトとして始動した。
新商品の「86%BAUM」は、津別産強力粉「ツベツノカオリ」を使い、徹底した管理体制を持つ函館市の和洋菓子メーカーと連携して製造。強力粉特有の硬さを抑えるため5回以上の試作を重ねて「しっとり・もちもち食感」に仕上げた。
ドイツ語で「木のケーキ」を意味するバウムクーヘンを採用し、津別町の総面積の86%を占める森林率をそのまま商品名に据えることで、会話を通じて町の魅力を伝える狙いがある。
発表会内のトークセッションには河本さん、矢野目さんに加え、「ツベツノカオリ」を販売するすばる(津別町双葉)の竹原宏太郎さんが登壇。原材料の製造に関わる苦労や、手土産を通じて「愛林のまち・津別」の魅力をどう可視化するかについて語り合った。
河本さんは「商品を通じて津別を知ってもらう窓口にしたい。地元の若い農家にも『自分たちで形にして発信できる』という可能性を示し、次世代へつなげていければ」と語った。
価格は1,600円。9月8日より道の駅あいおい、津別町内および近郊の小売店などで販売する。