北見の洋菓子店「La Natureve(ラ・ナチュレーブ)」(北見市高栄東町1)が2月、「第30回優良経営食料品小売店等表彰」において優秀賞となる「農林水産省食料産業局長賞」を受賞した。主催は公益財団法人食品等流通合理化促進機構。

　北見を中心に展開している洋菓子店で、店名はフランス語の「Nature（自然な）」「reve(夢)」から命名。「こだわりの自然派素材で夢のあるお菓子作り」をテーマにしている。授賞理由は「ポイントサービスの来店促進」と「スタッフの育成と品質の維持」。

　お客様の来店を高めているのがポイントサービスである。

　ポイントカード発行時に客の住所、氏名などを登録し、POSレジと連動させ購入履歴を確認し、好みに合った季節のケーキを紹介したり、誕生月の客をリストアップしDMを送ったりするサービスなどを実践。さらに毎年、買い上げ上位50位までの客にゴールドカードを進呈し、常時2％引きの特典を提供している。

　スタッフ育成面では、技術コンクールへの応募を積極的にサポートしている。業務終了後に製造スペースと材料を無償で提供。コンクール出場のための交通費も支給。その成果は最近10年間で道内コンクール入賞者7人と部門優勝2回。全国コンクールでも1人が入賞している。

　現在3店舗を経営する谷津充康社長は「（最近は）支店に力を入れてきたが、初心に返り本店に力を注ぎたい。みんなが働きやすいようにするため、6月にリニューアルを考えている」と話す。

　営業時間は10時～19時。基本は水曜定休（月ごとに変更あり）。