北見に創作居酒屋「F-BASE（エフベース）」（北見市山下町1）がオープンして3カ月がたった。

　キタミモニュメント近くの小路にある白い外観が特徴の「IGAビル」2階にある同店。カウンター4席、テーブル10席を用意し、創作豚料理と魚料理を中心に30種類以上のメニューを提供する。

　店主は北見市出身の古谷真由美さん。主婦として家庭を切り盛りしながら夫・文敏さんの仕事を手伝ってきたが、近年、コロナ禍で市内に空き物件が多くできていることを知り、「豚肉料理を提供する居酒屋を営みたい」というかねての夢をかなえるため、6月15日、同店を開いた。

　看板メニューは「豚肉コンヒュ3点盛り」（1,200円）。道産の豚肉「タン」「レバー」「ロース」を40～60分低温調理することで「柔らかく生に近い食感を残している」という。味付けも部位ごとにアレンジしており、「タンは素材の味を引き立てるシンプルな味付け」「ロースには特製ハニーマスタードソース」などのこだわりを見せる。

　人気メニューは野菜を豚肉で巻いた「肉巻き」だという。「『オクラ巻き』はしょうゆベース、『トマト巻き』（以上600円）はバジル風味でチーズをのせて、『アスパラ巻き』（700円）はイタリアンドレッシング味でおいしく仕上げている」と話すのは文敏さん。「グランドメニュー以外にも、旬の食材や『本日のお薦め』メニューを日替わりで用意している。何度来ても飽きない隠れ家的な『古谷の基地（F-BASE）』に、初めての人も気兼ねなく来てもらえたら」と来店を呼びかける。

　「オープン以来、ありがたいことにたくさんの方に来店していただいている」と店主の真由美さん。「おいしかったとお客さまの声を直接聞かせてもらえると本当にうれしい。これからも飽きられないよう、いろいろな創作料理を提供していけたら」と笑顔を見せる。

　営業時間は17時～22時。日曜・月曜定休。