起業や社会参画を目指す女性向けのイベント「まなび 体験 つながりHIROBA」が9月2日、端野石倉交流センター（北見市端野町）で開かれた。主催は北海道。

　セミナー・交流会は2部制で開催。午前の部では米カリフォルニア州に本社を置く多国籍テクノロジー企業「Meta（旧Facebook）」が提供する女性のワークスタイル支援プログラム「#SheMeansBusiness」を行い、午後の部では「コーディネーターによるロールモデルカフェ」と題して、企業コンサルタント兼パソコン講師の竹村真奈美さん、キャリアコンサルタントの降幡美冬さんを紹介した。

　物販・体験ブースは、「自分の『やりたいこと』が起業につながった人を知ってもらう場」として一般にも開放。北見市から8人、斜里町・置戸町・札幌市・釧路市から各1人、計12人が出店。「極生プリン専門店こい」が「極生プリンスイート」、「つぼ焼き芋専門店けらあん」が「冷やし焼き芋（紅あずま）」などを販売したほか、ネイルスタジオ「Grow」がネイル施術を行った。

　セミナーにはキャラクターデコレーションケーキの販売、キッチンカーの出店、折り紙の講師などを目指す女性が参加した。同イベントを運営した一般社団法人「North-Woman」（札幌市北区）代表理事の繁富奈津子さんは「北見では今回が初開催。起業に特化した内容にしたところ、参加者から『新しい出会いがあった』『交流会に参加したことで起業に対するモチベーションが上がった』など前向きな感想を頂けた」と話す。「北見は明るくて元気な女性が多い印象。今後も交流会などを企画して応援したいと考えているので、起業のきっかけになれば」と期待を込める。