カフェとレンタルスペースを兼ね備えた「natsu cafe & space(ナツ カフェアンドスペース)」(北見市美山町西2)が8月17日、美山町西の住宅街にオープンした。
店舗面積は約40坪。個室5室とフリースペースのテーブル席を合わせ、約30席を設ける。個室は一室ごとに異なるテーマやテイストでデザインしている。
同店を運営するのは、同市内で就労継続支援B型事業所「IT訓練システムなつ」を展開する「なつ」(同)。カフェの営業を通じて、就労支援の利用者が仕込みや店舗清掃、食器洗いなどに携わる予定。
同社の曽根和輝社長は、元美容師。美容室やまつ毛専門店を展開するなか、幼少期の息子が自閉症と診断されたことをきっかけに、「子どもが将来、活躍できる場所をつくりたい」と6年前、全くの別分野である福祉事業にゼロから飛び込んだ。
今回、新たにカフェとレンタルスペースを立ち上げた経緯について、「就労支援において、安定した仕事を獲得することは難しい。自分たちで店舗を運営することで、利用者の一人一人がさらに主体的に活躍できる場を提供したかった」と振り返る。
店長を務めるのは妻の真樹さん。3年ほど前から同社に関わり始め、現在は平日、休日にわたりカフェやキッチンカー「and…natus(アンドナツ)」の運営に奔走している。
フードメニューは、キッチンカー営業の中で真樹さんが考案したオリジナルレシピの「natsu特製ザンギプレート」(1,100円)が「お薦め」。しょうゆベースにニンニクを利かせた大ぶりのザンギ5個に、フライドポテトやキャベツ、キャロットラペを盛り合わせる。食材には、女満別産のニンジンや小清水産のジャガイモ、提携農家から仕入れる規格外品のタマネギなど、オホーツク管内の地場野菜を使う。
そのほか、「もったりとした濃厚な食感が女性に人気」という「アサイーボウル」や「やみつき唐揚げマヨ丼」(以上1,100円)、おにぎり「スパムおかか」(480円)などを用意する。ドリンクは、桃のゼリーに紅茶を合わせた「ピーチジュレティー」(500円)などを提供し、デリバリーにも対応する。
レンタルスペースの利用はカフェ定休日の完全予約制。勉強会や撮影、ワークショップ、交流会などに利用できる。料金は、個室が60分=700円、3時間=1,800円、一日パック(10時~17時)=3,500円(延長30分=400円)、全館貸し切り(一日)=1万1,000円。
曽根さんは「食事だけでなく、ちょっとした休憩や、みんなで集まる場所として、いろいろな使い方ができる店を目指している」と話す。「住宅街の中にオープンするお店として、ほっと一息つける憩いの場として、日々のストレスから解放される場になれば。気軽に足を運んでほしい」と来店を呼びかける。
営業時間は10時~15時(レンタルスペースは17時まで)。8月のカフェ営業日は金曜・土曜・日曜・祝日限定。今後の営業スケジュールは公式インスタグラムなどで知らせる。